【本の紹介】チーズはどこへ消えた?
不安定な1年間だった.思えば安定した選択肢を持っておきたくて,主席を狙いながら生徒会で長を勤めたり,大企業でインターンしたり,どれか失敗しても大丈夫なように常に何重にも保険をかけているような大学生でした. この一年は特に,突然やってきた予測していなかった出来事に対して,大きな不安に駆られながらも決断していった一年でした. 研究室移動や就職活動など動き出すエネルギーと居座ったまま気分悪く過ごすのを天秤にかけて,不安に駆られながら自分なりに動き出す機会が多かったように思います.
就活時代に同期が薦めてくれた本で,不安な私が不安に立ち向かえるようにすごく勇気をもらったので,紹介しようと思いました.
元気をもらった本 「チーズはどこへ消えた?」
どうしようもない環境の変化にたいして,二匹のねずみと二人の小人がどのような選択をしていくかを物語形式で描いたものです.チーズを探す世界で起こる物語に合わせて登場人物を客観的に眺めることができ,読む人それぞれが自由な感想を持ちやすい内容です.私は一人の小人にとても感情移入し,うるうるしながら読みました. 物語がかわいらしくて,量も少なく1時間くらいでさくっと集中して読めました.
- 作者: スペンサージョンソン,Spencer Johnson,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2000/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【こちらもおすすめ】続編「迷路の外には何がある?」
こちらもおすすめです.変化に対して自分の行動を以前のまま変えなかった小人が答えを出していく物語です.
『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語
- 作者: スペンサー・ジョンソン,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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