しろあんのさかな

ふーちゃのエンジニアブログ

6末から本格的にはじめた就職活動が8月に終わりました.

6月末に第一志望であった会社の最終選考に落ちたので,この2ヶ月間は本気で就職活動をしていました.

6月末に無い内定だった

第一志望にしていた企業は過去にインターンシップを経験し,現在アルバイトをしていることもあり,最終選考にも特別な気合が入ることなく,早く内定もらって来年からの勉強したい.みたいな軽い気持ちと少しの面接練習で臨み,サイレントお祈りという結果になりました.

その後,大学の指導教員と同期に「先のことばっかり考えて足元すくわれてどうする」みたいな話をされ,そうだなと反省し,そこからやっと本格的に他の会社の企業研究や面接練習を始めました.この2ヶ月で気づいたことも多く,2ヶ月前の私はこんなことも知らなかったのかみたいな気持ちになったので,区切りとしても自分の就職活動をまとめようと思います.

6月末に無い内定とはどういう状況か

エンジニアとしての就活だったので,早いところは去年から選考はすでに始まっていました.6月となると,研究室のほとんどの学生は就職先がきまっており,私の研究室では修士2年生が8人いる中で,決まっていないのは私だけというような状況でした.イベントで聞いた話だと7月頭の時期にエンジニアで就活を終えていない人は25%くらいらしいです.そんな状況だったので,とにかく面接をたくさんこなしていた7月は平日23日中11日東京に選考に出ており,企業さんとSkypeでのカジュアル面談などもいれると16日は何かしらの就職の予定が入っていました.7月末と8月頭の1週間で5つの最終面接を行い,4つの内定を得ました.

8月までに利用したサービス

  • 学校の就職支援室

    • 私はエンジニアで,普通の就活じゃないから役に立たないだろうと思っていたのですが,時間もなかったのでできることは全部やろうと思って支援を受けに行きました.「いろいろな誇れる経験はあるのにどうして6末の役員面接で落ちたんだろうね.ただのミスマッチなのかな.」みたいなところから,一緒に分析が始まり,伝えたいことが伝えられなかったらもったいないよと一緒に作戦会議をしていただきました.
  • サポーターズ社のマッチングイベント

    • サポーターズ社が7月中旬に開催していた,1日で最終選考手前まで選考が進むイベントでした.事前に13社から指名の連絡が来て,7社を選んで1日で5社と2次面接まで,2社と1次面接までを行いました.その後は各7社さんと個別に面接を進めました.
    • イベント後は選考までのスケジュール調整や企業さんとの面談調整などの仲介もやってもらえたので面接スケジュール等組みやすかったです.
  • 某就活コンサルタント

    • キャリア系の会社で働く知り合い経由で,就活コンサルタントを紹介していただき,その方に自分にあった企業さんを紹介してもらいました.
    • 選考はやりとりで間に入ってもらい,企業さんのフィードバックや所感などを熱心に伝えてくださり,選考がとても進めやすかったです.
    • ここだけが気になったのですが,最終的に紹介された企業さんは辞退することにしたのですが,選択肢を狭めるような発言や,根拠のない反対をされてしまい,いい面もあるけれど,そういうところもある立場なんだなと感じました.
  • とにかくたくさんの選考をこなす

    • お祈りされた時は,何がダメだったのか素早く考えて次に備える.みたいな態度でたくさんの選考にいきました.マッチングイベントを利用してたくさんの選考を受けたこともあり,最終的に選考辞退した企業が10社近くになったのですが,内部のエンジニアさんや人事さんとお話しすることで,自分のキャリアを考える良い機会にもなったし,外から見た印象と話した内容からどう行った部分を確認したら企業さんとマッチする,ミスマッチするみたいな線引きができるようになったと思います.

学んだこと

10月にGoogleの選考に落ちた時,私に足りないのは技術力だと思い,技術の勉強ばかりをしていました.でも実際に足りなかったのは,うまく言葉にする力だったなと就活を通して感じました.Googleリクルートコミュニケーションズでのインターンシップは,プレッシャーや決められた期限の中で全部本気でやったから何が一番苦労したかとか順序付けられない,全部全力でやったからそれが成果みたいな感じのふんわりとした認識だったんです.内部の方からも良い評価をいただいたので,それでいいのかと思っていました.しかし,自分で絶対評価できないでいたことは,内情を知らない他社の面接官には一切伝わらない内容だったと思います.

落ちた時のアドバイス

何がダメだったのかを考えて切り替えるようにしました.とにかくすぐ立ち直って次に向かう必要があったので,振られた企業さんのことは(本当に,いいところをたくさん知っているけれども)あんまりな部分を2つ以上絞り出して忘れることにしていました.

実は他の企業さんをよく知らないだけで,意外ともっと自分と合いそうな企業さんを探す手段をたくさん持っておくとよいと思いました.(飛び込むのは怖い部分はあるますが.) そういう意味では自分にあった企業さんを見つけてくれる組織をうまく利用するのも手なのかもしれません.私が動き出したのは6月末ですが,エージェントさん経由で公式には閉じてしまった選考を書類やコードテストで受けさせてくれる企業さんもありました.内情をよく知る人にアドバイスを受けながら選考を進めるとより早く自分とマッチする企業から内定をもらえると思いました.

結果 ※個人の面接の範囲の見解です.

6月末から結局選考辞退をのぞいて,2ヶ月で8社うけて,4社から内定をいただきました.面接をこなしていくうちに自分に足りない自己表現のスキルが徐々に身についていったように思います.

内定をいただいた企業さん

IT×コンサルタントの企業

4年前に1dayインターンに参加した企業さんで,6月末にぎりぎりWebページから申し込みました.コード選考というプログラミングテスト形式の選考が,面接が一番少ない方式の選考であったので,迷わずコード選考を選択しました. 4年前の1dayインターンでお会いした人事さんにまたお会いでき,(さらに覚えていてもらえて)4年前からの成長度みたいなのも考慮してもらえたような気がします.最終面接で内定がでて,オファー面談まで受けさせてもらえました. その後,訪問した際にAIチームのリーダの方とお話しして,クライアント先に出向き,コンサルからPoC(Proof of Concept)までできる経験が積めると聞いて,わくわくしました.また以前に所属した研究室のアフリカからの留学生の友人が自国の講師として活動しているプロジェクトがあったことも私の内定承諾に影響しました.

ソフトウェアエンジニアとして技術的に強くなれそうな企業

新卒〇〇万みたいな風潮を取り入れている企業さんでした.技術的にはとても興味があったし,お給料にも惹かれたけれど,内定後に改めて提示されたソフトウェアエンジニアとしての仕事内容をじっくり検討した結果,もっと他に興味がある分野をみつけたので辞退しました.

強いデータサイエンティストがたくさんいる企業

データサイエンティストがおそらく日本で一番多くいる会社さんで,勉強会や書籍等の手厚い学習の場が整っており,受託案件をたくさんこなすことで,データサイエンティストとして成長するにはとても良い土壌だと思いました. 転職された方のエントリを見て知っており,マッチングイベントでお会いした流れもあり,選考に応募しました.対応もすごくよくて,自分が飛び込むことで成長できそうな会社さんだなと思ったし,最後まで真剣に悩みました.

古くからある会社で最近経営方針が変わってアクセルをかけている途中の企業

マッチングイベントでお会いし,以前の方針から新しい方針に変化している途中である部分に惹かれて選考をうけました.内部の方の人柄がとてもよく,働きやすそうであり,かつ新しい技術を取り入れていこうとしている変化に貢献できれば楽しそうと思いました.メディアのデータ活用を考えており,経験から貢献できるところがあるのかなと思いました.

感想

お盆前に選考は受け切って,お盆に色々考え,結局飛び込むことにしたのは,ITコンサルタントの会社です.クライアントの問題を直接技術的な問題に落とし込むことができる部分が,これまでのアルバイトなどの経験上,自分が一番興味がある部分であり,力をつけたい部分だったのが最終的な判断基準でした.その他に自分の成長とか勉強内容を軸として考えるか,プロダクトを軸として考えるかは最後まで悩みましたが,今あるプロダクトに一番貢献したい・希望が叶うと思える企業さんを選びました.

研究室移動もそうですけど,いきあたりばったりになるのを避けられないのか,将来的にもっとリスク管理できるようになればいいのかなと思います.いつもいきあたりばったりなりにエネルギーを発揮し,色々学んでいけるのはいいことなんでしょうが,オファー面談で女性のデータサイエンティストさんにお話を聞いた時に,計画的なところと流れに身をまかせる部分はある程度見積もるべきみたいな話がすごく刺さりました.

承諾と辞退に際して

内定承諾も辞退もすべて電話でお話ししました.特に辞退するときは心苦しい気持ちが大きかったのですが,私がやりたいことを慎重に考えた結果だと説明し,尊重しますと言ってもらえました.私を真剣に見た上で,内定をいただけて嬉しかったです.

まとめ

8月に就職活動が終わった話でした.やっと来年に向けて必要な勉強メニューが組みこめるので新しいインプットも楽しみです:>

相談に乗ってくださったみなさま,心配して応援してくださったみなさま,ありがとうございました.