しろあんのさかな

ふーちゃのエンジニアブログ

修士二年で研究室をやめて,新しい研究室を無事卒業しました

修士二年で研究室をやめて,新しい研究室を無事卒業したので,一年を振り返って記事にしてみます.

3月の卒業にあたってこちらの記事の続きをどうなったかまとめようと思います. taiyaki-future.hatenablog.com

一年の成果まとめ

  • 4月 研究室にデスクをもらう&研究相談with新しい指導教員
  • 5月 以前の研究テーマをハードウェア化, 実験
  • 6月 国内学会用論文執筆
  • 7月 学内発表(中間報告会)
  • 9月 国内学会発表
  • 10月 国際学会用論文執筆(WIP(Work-in-Progress)として投稿)
  • 11月 国際学会発表&ポスター参加
  • 12月 修論執筆開始, HDL→HLSに変更して追加実験 
  • 1月 修論発表
  • 2月 修論修正終了

研究以外にやったこと

研究一本だと疲れてしまうので,4月から12月まで週一でデータ分析の業務委託をしたり,11月に簿記二級の資格取得など,並行してやっていました. ハードウェアは合成に時間がかかるので,待ち時間に技術本を読んだり趣味の勉強や旅行ができたのもよかったです.

よかったこと

目標に近づくために解決策を考えたり,口に出して相談したりするよい練習期間になりました. 指導教員とすり合わせで自分の中である程度イメージがついたので,わからないこともたくさんありながらも目標に対して近づいていけたと思います. 新しい指導教員の先生が,どんなに的外れでも怒らずに私の考えの言語化に付き合ってくれていたのがよかったです.

つらかったこと

一年で卒業したいと思っていたので,常に心配でした. 締め切りに追われながらの知識不足によるキャッチアップしていかなければならず,一年間たくさん研究にあてる時間を作りました. 11月の海外発表のあとも追加で実験したり,HLSコンパイラを利用するためにOpen CLを追加で勉強したりしていました.

感想

私は発表に内部で時間をかけてしっかり準備をするより,どんどん成果を発表して意見がもらえる環境にいたかったので今回の移動は自分にとってとても有意義なものになったと思います. 心配なこともたくさんありましたが,結果的に2回の学外発表,うち1回は海外の人とも意見交換できてとても良い機会を得たと思います. 移動に際して指導教員,専攻長や秘書さん同期にも手続き等で大変お世話になりました.そのおかげで移動せずに以前の研究室にそのまま1年間在籍するよりもよい成果が残せたと思います.修士2年で研究室移動という選択をした人がどうやって1年で卒業したか,研究室で悩んでいる人の参考になれば嬉しいです.